2016.02.22
こんにちは。菅井歯科医院 藤沢の奈良です。
最近フグ釣りにハマっています。
釣り好きな先輩に連れられて,前からたまに釣りはしていたのですが,最近はフグ釣りに行っています。
昨日もフグ釣船で有名な,横浜市金沢区の野毛屋さんに行ってきました。
狙いはアカメフグです。アカメは,大ぶりで釣りごたえがあって楽しい反面,数が少ないのでさほどたくさんは釣れません。ただ,味もとても良く,トラフグよりも美味いという人もいるとか…。
フグは歯がとても頑丈で,釣りの針や糸も咬みちぎってしまいます。
なので,カットウ釣りといって,ちょっと特殊な釣り方をするのですが,それがとても面白いんです。
釣果はアカメフグ3匹,ショウサイフグ2匹,コモンフグ1匹でした。数は少ないですが,家族で食べる分には十分です。
外道ですが,立派なホウボウも釣れました。
先ほども少し書きましたが,ふぐの歯は『板歯』と呼ばれ,特殊な形をしています。
文字通り,板のような形の歯が4枚,がっちりかみ合っています。
(環境庁 せとうちネット ホームページより引用)
人の指も咬みちぎられてしまうほど咬む力も強力です。
養殖時には,他の個体を傷つけてしまわないように,『歯切り』といって歯を一部切り落としてしまうそうです。
そんなに歯が頑丈だなんて,すこし羨ましいですね。
また,フグといえば毒があることはみなさんご存知だと思います。
フグ毒の成分はテトロドトキシンというのですが,その名の由来は
フグ科の学名であるTetraodontidae(四つの歯を持つ,の意)から来ているそうです。
テトロドトキシンについては,学生時代に薬理学で多少勉強したのですが,
名前の由来は今回初めて知りました。
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「フグ釣って来た」というと「えっ!食べるの!?」
と驚かれる事がしばしばありますが,
安心してください。捌いてくれますよ。
フグ船はたいていの場合,船長さんがフグ調理師の免許を持っています。
釣ったあと,この状態までは捌いてくれます。
フグの毒は,内蔵や,皮などに主に有るので,ここまでしてもらっていれば安心して食べる事が出来ます。
持って帰ったフグは,余分な水分を拭き取って冷蔵庫で何日か熟成させます。
フグの身はかなり歯ごたえがありますが,寝かせる事で釣った初日よりも身がやわらかく,うまみ,甘みが出てきます。刺身にするなら熟成させた方がおいしいと思います。
フグは薄造りにする以外にも鍋や唐揚げ,干物にしても美味しいです。
行った事の無い方は,是非一度フグ釣りに行ってみてくださいね。
藤沢駅より徒歩5分