2017.03.07
こんにちは。
藤沢駅北口徒歩5分、菅井歯科医院 藤沢の長岡です。
さて、このブログをご覧になっている方は歯周病について調べていらっしゃる人が多いかもしれません。
歯医者さんに歯周病を指摘された…
お口に不調を感じて、色々と調べてみたら歯周病かも…
歯周病、治したいけど一体どんな治療をするのでしょう。
前回、歯周病は火事に似ているというブログを書きました。
今日は同じ視点で歯周病の治療についてです。
(歯周病がどんな病気かはこちらをご参照ください。)
<歯周病治療の基本は3つ>
歯周病治療は大きく3つのステップで行います。
1、原因をとる
2、環境の改善
3、お手入れ
この3つは歯周病の重症度に関わらず同じです。
では、ひとつずつ見ていきましょう。
1、原因をとる
まずは歯周病の原因となっているものを取り除きます。
火事で言うならば“火を消す、燃え広がらないようにする”ことです。
火、そのものである、「プラークをとる」。
歯周病を悪化させる「悪いかみ合わせをとる」。
歯ぎしり、食いしばり、頬づえなどの「悪い癖をとる」。などです。
「とる」というと「歯を抜く」と思われるかもしれませんが、必ずしも歯を抜くわけではありません。
しかし、重度の歯周病で手のほどこしようがなく、周りの歯に感染を広めてしまうような歯の場合は「歯をとる」こともあります。
2、環境の改善
火が消えたら、“火事に強い街作り”をします。
燃えやすいものは置かず、消防車がどこにでも行きやすい街にします。
家も燃えにくい材料で建てるのが良さそうですね。
具体的には
プラークの溜まりやすい所をなくす。
プラークの付きにくい材料を使う。
力のバランスが取れるように歯の数をそろえる。
お掃除がしやすいようにする。
といったことです。
3、お手入れ
最後は“毎日の火の用心”です。
“火の後始末をきちんとする”
プラークは毎日作られます。毎日の歯磨きできちんと落としましょう。
“街の見回りをおこなう”
定期的に歯科検診を受け、異常がないか調べてもらいましょう。
プラークが溜まり始めていたら、プロフェッショナルクリーニングできれいにしてもらえます。
どうでしょう歯周病の治療がどんなものか、少しイメージできましたか?
歯周病を治すためには、患者さんと歯科医院が力を合わせなければいけません。
一緒にがんばって、健康なお口を作りましょう。
藤沢駅より徒歩5分