2017.03.21
こんにちは。菅井歯科医院藤沢の長岡です。
東京では本日桜の開花となりましたね。
先月、伊豆の河津桜を見てきましたが、藤沢でも早く桜が見たいです。
患者さんとお話しているとよく聞こえてくる言葉があります。
「歯が悪くなったのは年を取ったせいですね」
昔はお口に気になるところなんてなかった。
でも、年を取るにつれて不具合が出てきて、歯科医院に来てみたら虫歯、歯周病になっていた…
確かにそう思われる気持ちがよくわかります。
しかし、必ずしも「年を取る=歯が悪くなる」ではありません!
二枚の写真を見比べてみてください。
一枚目の写真は、ピンク色に引き締まった歯ぐきにきれいな歯が並んでいます。
二枚目の写真は、赤黒くやせた歯ぐきに今にも抜けてしまいそうな歯が辛うじて残っています。
誰が見ても一枚目の写真の方が健康なお口だとわかりますね。
どちらも男性ですが、一枚目の方は82歳、二枚目の方は46歳です。
健康なお口の82歳の方は、十年以上ずっと当院の定期検診にいらしており、とても丁寧に口腔ケアをなさっています。
二枚目の写真の46歳の方は、「悪くなってるのはわかってるんだけどね~」とはいうものの、歯磨きどころか、うがいもせずに歯科医院に来ているのは明らかです。
こんな状態でも、お口のことに無関心で、痛みが治まったとたんに来なくなってしまいました。
このお二人はそれぞれどんな人生を歩んできたのだろう、とつい考えてしまいます。
お口の中にも加齢変化は起こります。
だからといって、それが必ず歯を失う原因になるわけではありません。
年齢を重ねるごとに歯が悪くなったように感じるのは、若いころから少しづつ進んでいた病気(虫歯や歯周病)が大きくなって目立ち始めたことがほとんどです。
どんな物も、大切にお手入れをして使えば長持ちしますよね。
反対に、無関心でお手入れをしなければ年齢が若くてもお口は病気になります。
すでに虫歯や歯周病になってしまっても、改善させることは可能です。
ぜひ、ご自分の歯を大切にしてお口の健康をあきらめないで下さい。
藤沢駅より徒歩5分