2017.05.24
こんにちは。菅井歯科医院藤沢の長岡です。
最近は夏のような暑さが続きますね。
こんな日には冷たい飲み物がおいしいですが、清涼飲料水や炭酸飲料、ジュースは虫歯を作りやすい飲み物です。
もともと、お口の中のpHはほぼ中性です。
そこに飲食物が入ると、その中の糖が虫歯菌のエサになります。
虫歯菌は、糖をエサにして酸を作ります。
この酸が歯を溶かし、穴を開けるのが虫歯です。
甘いジュースや清涼飲料水には、たくさんの糖質が含まれています。
また、炭酸飲料はそれ自体が酸性なので、こちらも歯を溶かす原因になります。
清涼飲料水や炭酸飲料、ジュースの上手な飲み方。
それは、時間を空けて飲むことです。
ジュースを飲むとお口の中が酸性になりますが、時間が経つと中性に戻ります。
これは、唾液が少しずつ酸を薄めてくれているためです。
しかし、こまめにジュースを口にしていると、お口の酸が薄まりきる前に新しく酸が作られてしまいます。
こういった物をちょくちょく飲んでいると、常に歯が溶ける環境になってしまいます。
写真は広範囲に重度の虫歯があります。
これだけ重度のケースはお口の中が虫歯になりやすい環境だったと考えられます。
実際、この方は甘いものが大好きで、甘い紅茶やジュースを一日中飲んでいました。
汗をかいて、水分補給が必要な時期ですが、こまめに飲む飲み物は酸や糖質を含まない物を選び、清涼飲料や炭酸飲料、ジュースは食後や規則正しいおやつの時間など、時間を決めて飲むようにしましょう。
藤沢駅より徒歩5分