2017.06.19
こんにちは。菅井歯科医院 藤沢の長岡です。
今日は虫歯のできやすい場所についてです。
日々歯の治療をしていると、みなさん大体同じような場所に虫歯ができています。
実は、歯には特に汚れが溜まりやすい、「三大不潔域」という場所があります。
汚れが溜まりやすいということは、虫歯になりやすいということです。
つまり、「三大不潔域」=「虫歯になりやすい場所トップ3」と言えます。
<三大不潔域>
1.奥歯の噛むところにある溝(小窩裂溝)
食べ物を効率よく噛むために、奥歯には山と谷があります。
谷には深い溝があり、ここが汚れの溜まるポイントになっています。
特に第一大臼歯は6歳ころに生えてくるので、子供のうちにうまく磨けず虫歯にしてしまうことが多いです。
2.歯と歯の間(隣接面)
基本的に歯と歯は接触しているので、その間はとても狭い隙間ですよね。
でも、目に見えないほど小さな虫歯菌にはそんな狭さは関係ありません。
歯と歯の間のプラーク(歯垢)は、デンタルフロスや歯間ブラシを使ってきれいにします。
歯ブラシしか使っていない人が本当に多いです。
それだけでは汚れは落とせません。
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3.歯と歯茎の境目(歯頸部)
歯と歯茎の境目は、歯茎との段差もあって、プラークが溜まりやすいです。
また、歯磨き指導を受けたことがないと、歯の上側の2/3くらいまでしか歯ブラシを当てていないことが多く、みなさん歯磨きが苦手なポイントでもあるんです。
歯と歯茎の境目のプラークは、虫歯だけでなく、歯周病の原因にもなります。
三大不潔域が汚れてしまうのは、もともとの歯の形が関係しています。
でもこの「三大不潔域」がきれいにできていれば、ぐっと虫歯になりにくくなります。
セルフケアを見直したい方、お気軽にご相談下さい。
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