2023.10.23
こんにちは。藤沢駅から徒歩5分、菅井歯科医院 藤沢の長岡です。
突然ですが、みなさんはどのくらいの頻度で歯の定期検診を受けたらいいと思いますか?
お口の状態などにもよりますが、
当院では3ヵ月に一度の定期検診を推奨しています。
なぜ3ヵ月なのでしょう。今日はその理由についてお話したいと思います
毎日セルフケアをしていても、完全にプラーク(歯垢)を取りきるのはとても難しいことです。
細菌の塊であるプラークですが、取り残されたプラークは時間が経つにつれて悪性度が高くなるという特徴があります。
少し詳しくご説明します。
初めにお口の中で増殖を始める歯周病原菌は重い歯周病を引き起こすようなものではありません。
しかし、そのまま時間が経過するとプラーク内に住み着く細菌の種類がどんどん増えていきます。
そして、プラーク内の細菌たちは時間をかけて栄養共生という関係を築いていきます。
栄養共生とは、単独では成長が難しい微生物でも2種類以上が一緒にいることで、互いに他者に必要な栄養物質を合成し、共存することです。
つまり、古くなったプラーク内では細菌同士がお互いを養い合い、協力して成長する関係ができあがります。
栄養共生が成立すると、プラーク内の細菌は種類の増加も増殖スピードも格段に早くなります。
これ、とっても怖くないですか?
住み着く細菌の種類が増えれば、初期には見られなかった重度の歯周炎を引き起こす細菌も検出されるようになってきます。
こうしてプラーク内の細菌は協力して時間と共に病原性を高めていくのです。
この目安が3カ月といわれています。
高まった病原性を下げるためにはプロフェッショナルケアでのプラークの徹底除去がとても有効です。
だから3カ月に一度の定期検診が重要なのです。
最近歯科医院に行っていないという方、もしかしたらお口の中では細菌たちが強大な王国を築きはじめているかもしれません
プロフェッショナルケアでスッキリピカピカ、プラーク蓄積をリセットして健康なお口を維持しましょう
藤沢駅より徒歩5分