2025.02.05
こんにちは。菅井歯科医院 藤沢の長岡です。
今回は誰もが気になる審美歯科についてです
歯科治療において健康と同じくらい重要視されているのが「見た目のきれいさ」です。
歯はお顔や表情を印象付ける大切な要素ですよね。
日々、審美歯科はとても難しいと感じます。
なぜならば、歯科における「美しさ」とは少なからず主観や個性との調和によって評価されるからです。
歯科にも「ゴールデンプロポーション」といった平均値や黄金比にそった美しさの基準はあります。
しかし、それがすべての人に当てはまるわけではありません。
色に関しても、「白いほど美しい」とは限りません。
患者さんひとりひとり、審美歯科の正解は違うのです。
上の前歯に審美歯科治療としてセラミックの被せ物をした症例をお見せします。
この患者さんは上の二本の前歯をやりかえることになりました。
審美歯科治療では、周りの歯と調和させるために歯の色の写真を撮影します。
できあがってきた被せ物を試適しました。
色味は近いですが、この患者さんの個性である横縞のある歯とならべてみると、のっぺりして不自然な印象です。
シェードガイドという色見本をあてて写真を撮り、技工士と細かなやり取りをします。
この患者さんは、「歯の色味にこだわるならば全体的に黄ばみを取りたい」と希望され、ホワイトニングをしました。
かなり馴染んできましたが、中央の横縞の色をもう少し調整することにしました。
下の写真は最終的な被せ物を装着したとこです。
個性としての横縞は再現しつつ、口元の印象が明るくなるように横縞の幅や色味を工夫して白さを出しています。
歯の形もよく調和しているのではないでしょうか。
このケースでは、三回セラミックのやり直しをしました。技工士に感謝です。
患者さんは大変満足してくださいました。
このように、審美歯科治療は「個性と馴染む美しさ」がとても重要です。
あなたの望むのはどんな「美しさ」でしょう。
セラミック治療を考えている方、歯の見た目が気になる方、どうぞご相談ください。
藤沢駅より徒歩5分