2016.08.17
こんにちは。藤沢駅から徒歩5分、菅井歯科医院の長岡です。
お盆休みも終わって、また今週からがんばります。
今回は前回に引き続き、ドライマウスについてです。(前回のブログはこちら。)
唾液が少なくなることで起こるドライマウス。
原因は、唾液腺(唾液を作る臓器)の病気や、ストレス、更年期障害などによる自律神経の乱れ、全身疾患や飲んでいるお薬の影響など様々です。
今の時期は、脱水症状によってドライマウスになることもあるんです。
ここで、今日からできる、唾液を増やす習慣をご紹介します。
<唾液を増やす習慣>
よく噛んで食べる
しっかり噛むことで唾液腺や自律神経が刺激されます。口が乾かないように飴玉をなめている方は、虫歯になりにくいシュガーレスガムに替えて唾液腺を刺激しましょう。
規則正しい生活
規則正しい生活は自律神経のバランスを整えます。
口呼吸を鼻呼吸にする
口呼吸をするとますます口が渇きますので、意識して鼻呼吸をしましょう。
鼻炎などで寝ている間に口呼吸してしまう場合はマスクや加湿器を活用しましょう。
カフェインやアルコールは控える
どちらも利尿作用によって体から水分を出してしまいますので、ほどほどにしましょう。
最後に、今すぐできる唾液腺マッサージをご紹介します。
ポイントは、やさしく行うこと。ゴリゴリ押してはいけません。
マッサージするのは、耳下腺、顎下腺、舌下腺という3つの唾液腺です。
耳下腺のマッサージ
梅干しを食べた時に頬の奥がじ~んとするところが耳下腺です。
親指以外の4本の指を頬に当てて、円を描くようにやさしく動かします。
舌下腺と顎下腺のマッサージ
両手の親指をあごの下のくぼみに当てて、舌をやさしく押し上げます。
同じようにあごの内側もやさしく押し上げてください。
ここで紹介した方法は、あくまでも唾液を増やす方法で、治療ではありません。
ドライマウスの治療は、原因によって異なります。
また、全身的な病気が原因になっていることもありますので、自己判断せずに一度歯科医院で相談してみましょう。
藤沢駅より徒歩5分