2016.09.26
こんにちは。藤沢駅近くの歯医者,菅井歯科医院の奈良です。
9月10日から13日の4日間,サンディエゴで開催されたアメリカ歯周病学会(American Academy of Periodontology : AAP)に参加してきました。
また,例年その前日に行われます,International Society of Periodontal Plastic Surgeons Meeting という歯周形成外科の学会にも参加してきましたので,計5日間,講演を聴き続けてきました。
AAPは年次大会も今年で102回目(日本歯周病学会は今年は第59回)の歴史ある学会でる。新しい材料や治療法など,日本ではまだ知られていないものを知ることができるのが大きな魅力の一つです。
規模も日本の学会に比べると大きく,General session の行われるメイン会場の広さは圧巻でした。
講演の数も相当で,何を聞こうかとても悩ましいところでした。
印象的だったのはインプラント周囲炎といって,治療後に悪くなってしまったインプラントに関する講演が多かったことです。
今回の学会ではインプラント周囲炎が起きた後の対処法などを学ぶことができました。
歯周病で歯を失った人にインプラント治療をすることも,歯周病専門医の仕事のひとつですが,やはりインプラントも万能ではありません。トラブルが発生することもあります。
インプラントが失敗しないよう,悪くならないよう,適切なインプラント治療を行うことはとても大切なことだと思いました。
また,インプラントをしなくても済むように歯周病治療やその他の歯科治療を適切に行って,歯をできるだけ長持ちするよう努力することが最も大切なことなんだと,改めて感じました。
今回の旅のために診療は1週間お休みさせていただきました。
ご迷惑をおかけいたしましたが,みなさまのご協力のおかげと感謝しております。ありがとうございました。
藤沢駅より徒歩5分