2019.12.25
こんにちは。菅井歯科医院 藤沢の長岡です。
今日はクリスマスですね
一年があっという間に過ぎていきます
さて、今日はインプラントのメインテナンスのお話です。
インプラントについて、詳しくはこちらをご覧ください。
インプラントを検討されている方によくこんな質問をいただきます。
「インプラントってどれくらいもつんですか?」
確かに、気になりますよね。
正直に申し上げまして、必ず何年、とは言えません。
みなさん、それぞれお口の環境や噛む力が違います。
同じ車がみんな同じ期間、調子よく乗れるわけではないのと似ているかもしれません
ただし、長持ちさせるポイントはあります。
それは、定期的にメインテナンスを受けていただくことです。
車に車検があるように、お口も定期検診が必要です。
インプラントも定期的にチェックを受ける必要があります。
写真は「アバットメント」というパーツです。
図の「支台部」に当たるパーツです。
骨の中の「インプラント」と、歯茎の上の「人工の歯」の部分を連結しています。
普段は歯のパーツの内側に入っているので直接見ることはできません。
先日、「インプラントの歯茎が腫れた!」と患者さまがいらっしゃいました。
拝見すると、確かに歯茎が赤く炎症を起こしていました。
徹底的に洗浄するため、人工の歯とアバットメントを外しました。
こちらが外したパーツです。
ゴツゴツと茶色い汚れがびっしりこびりついています。
これでは歯茎が腫れるのも無理がありません。
長年溜まったプラークが硬い歯石となっていました。
実はこの患者さん、数年にわたって定期検診をサボっていて、毎日の歯みがきもかなり雑になっていました。
きれいなものと比べてみると、いかに汚れているか分かりますね。
幸い骨の中のインプラントには問題がありませんでしたので、歯茎の腫れが治った後で、きれいにしたパーツを元通り戻すことができました。
もし、もっと炎症が進んでいたら、インプラントを失うことになっていたかもしれません…
「インプラントだから定期検診が必要」ではありません。
インプラントでも、ご自分の歯でも、入れ歯でも、定期検診が必要なのは同じです。
不具合を感じた頃には重症になってしまっていることもしばしばあります。
症状がなくても、定期的に歯科医院でチェックしてもらいましょう。
せっかく入れたインプラントを長持ちさせるため
そして
お口の健康のために、ぜひ定期的なメインテナンスを習慣にしてください。
藤沢駅より徒歩5分