2020.04.18
こんにちは菅井歯科医院 藤沢の北村です。
今回は歯ブラシや補助器具(フロス、歯間ブラシ)の使い方について説明させていただきます。
歯磨きの仕方を確認する際、多くの患者様から
歯磨きは歯ブラシだけで良いの?
という質問をいただきます。
答えはNOです!
歯ブラシだけではお口全体の約60%しか磨けないと言われています。
お口の中を100%近く磨くためには
補助器具(フロス、歯間ブラシ)を併用していただくのが効果的です。
歯ブラシとフロスでは約80%
歯ブラシと歯間ブラシでは約90%
このように、歯ブラシと補助器具を合わせることにより
100%近くまで磨けると言われています。
まずは歯ブラシの当て方(磨き方)を確認しましょう!
磨き方にはいくつか方法がありますが
歯茎の中のプラーク除去が積極的に行える<バス法>をご説明します。
右:歯ブラシの毛先を歯茎に向け、歯の表面に対して約45度に当てます。
内側の毛先は歯の表面に、外側の毛先は歯茎の中の歯の表面に当てるのがポイントです。
左:矢印の方向に細かく振動させ
毛先が歯間部(歯と歯の間)に入るくらいの力を目安にして下さい。
次にフロスの使い方について
左:歯間部に入れ、歯の形に沿わせながら矢印の方向に5回以上動かします。
右:上下にも5回以上動かして、歯茎の中までフロスを入れます。(痛くない程度の力で)
上記の入れ方は歯茎の中のプラークを除去することが可能です。
最後に歯間ブラシの使い方について
右:外側から歯間部の隙間に入れ、歯の形に沿わせながら矢印の方向に5回以上動かします。
左:先端を歯茎と反対方向に向けると歯茎を傷つけずに歯間ブラシを入れることができます。
右:歯間部の食べかすを取るだけではなく
隣り合った歯の表面の汚れを落とすイメージで動かしてみてください。
左:歯に対して歯間ブラシを垂直に入れ、内側からも同じようにお掃除していきます。
フロスも歯間ブラシも必ず1日1回は使ってください
最初は上手に使えない方がほとんどですが
鏡で確認したり時間をかけてやっていただくだけで
使い方のコツは徐々に身についてきます。
お家にいる時間が長い今、ぜひ試してみてください
過去のブログと一緒に読むとより理解が深まると思いますので是非読んでみてください!
次回はそれぞれのお口にあった歯ブラシや補助器具の選び方について紹介させていただきます。
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