2016.06.15
こんにちは。菅井歯科医院の奈良です。
私の所属している日本臨床歯周病学会の編集で,「歯周組織再生療法のコンセンサス」という本が発売されました。
私も一部執筆しています。
私が書かせていただいたのは奥歯の骨縁下欠損(歯周病により骨が溶けてしまった部位)に対する再生療法と,
前歯の骨縁下欠損に対する再生療法と,
奥歯の根分岐部病変(根っこの分かれている部分の骨が溶けてしまったところ)に対する再生療法のパートです。
どのケースでもエムドゲイン(Emdogain®)という薬と,骨移植材というものを使用しています。
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歯周病が重度に進行して,ひと昔前なら抜歯するしかなかった歯でも,歯周組織再生療法によって救えることがあります。
歯をより良い状態で残せれば患者さんにも喜んでもらえますし,再生療法は私としてもとてもやりがいを感じられる治療のひとつです。
自分の普段行っている治療が本というかたちになって,他の先生たちに参考にしてもらえるということは光栄なことだと思います。
今後も歯周病専門医として,歯周病でお困りの患者さんの手助けをしていきたいと思っています。
その際に,歯周組織再生療法はとても役立つオプションになると思います。
藤沢駅より徒歩5分